入退室コントローラ AcCENTiO XRC200シリーズ
入退室コントローラ AcCENTiO XRC200シリーズ
概要
AcCENTiO(アクセンティオ)XRC200は、非接触ICカードを利用して、電気錠等の扉周りの機器を制御し、個人毎で入室、退室を制限する装置です。XRC200には、非接触ICカードリーダ、カード照合判別機能、カード登録機能、電気錠制御機能、各種機器接続機能が内蔵されています。
電気錠とDC24Vの電源装置があれば、これだけで非接触ICカードによる入室管理が実現できます。オプションの子機リーダを接続することで入室と退室両方の管理を行うこともできます。
その他の通信・接点入出力機能を使って、さまざまな機器との連動を行えます。
※2015年5月より発売開始しました。従来より提供していました入退室コントローラMRC200シリーズ、XRC100シリーズの後継機です。
特長
・スタイリッシュなデザイン
2個用スイッチボックスに埋込設置可能
グレー版とホワイト版を選択可能
美しいTFTカラー液晶
斜めからも見やすいレンズ付LED表示
・簡単操作
タッチパネル液晶と音声ガイダンス
・単独運用も集中管理も可能
PC不要で運用可能
単体でカードの登録・抹消が可能
付属ユーティリティとmicroSDで履歴管理可能
付属ユーティリティとmicroSDで登録データも管理可能
集中管理も可能
イーサネットもしくはRS-485接続で集中管理
集中管理ソフトウェア提供
・さまざまな電気錠を直接制御可能
通電時解錠型
通電時施錠型(含む一部の電磁錠)
瞬時通電施解錠型
モータ錠
・さまざまな応用機器と連動可能
一部の電磁錠(有電圧B接点出力)
自動扉・シャッタ・駐車場ゲート等(無電圧A接点出力)
警備機器(無電圧A接点出力/入力)
火災報知器(無電圧A接点入力)
エレベータ行先階指定(シーケンサ利用)
宅配ボックス/メールボックス(制御盤連動)
対応カードとカラーとI/Fの違いにより8モデルを提供
対応カードによる違い
TI:FeliCa/MIFARE/ISO15693のIDm/UID同時利用。
※事前打合せにより内部データ読出し可能(有償)
※子機リーダXR10SA-TINF-P2を利用することで134kHzのTIRIS(タイリス)カード・タグを利用可能
HT:hitag1/hitag2/miroのいずれかを選択利用。
※子機リーダAR01-Aを利用することで電池式長距離認識型ACTY(アクティ)を利用可能
上位接続I/Fの違い
200:RS-485 I/Fのみ搭載
200E:RS-485 I/Fとイーサネットを搭載。いずれかを利用可能。
ボディカラーの違い
G:ダークグレーモデル
W:ホワイトモデル
型式一覧
XRC200-TI(G) 入退室コントローラ TI グレー RS-485モデル
XRC200-TI(W) 入退室コントローラ TI ホワイト RS-485モデル
XRC200E-TI(G) 入退室コントローラ TI グレー RS-485/イーサネットモデル
XRC200E-TI(W) 入退室コントローラ TI ホワイト RS-485/イーサネットモデル
XRC200-HT(G) 入退室コントローラ HT グレー RS-485モデル
XRC200-HT(W) 入退室コントローラ HT グレー RS-485モデル
XRC200E-HT(G) 入退室コントローラ HT グレー RS-485/イーサネットモデル
XRC200E-HT(W) 入退室コントローラ TI ホワイト RS-485/イーサネットモデル
XRC200のカード読取設定
TIモデル
初期設定がFeliCaのIDm、MIFAREのUID、ISO15693のUIDの3種類を共用できる設定となっています。
ご要望により、「出荷時に有償で」、どの種類のカードのどのエリアを読み出すかの指定をして提供することができます。カード読取のパラメータは最大5種類を指定することができます。XR10SA-TINF-P2接続時に限りTIRISの指定が可能になります。
内部データ読出しを行う場合、標準は8バイトまでのデータ長を指定していただくこととなります。
拡張対応として16バイトまでのデータ長を指定することができます。ただしこの対応をした場合、カードのデータベースが変更となるため、登録可能枚数が半減します。
HTモデル
初期設定がMIROの読取となっています。
ご要望により「出荷時」にどの種類のカードを読み出すかの指定をして提供することができます。指定できるカードはhitag1、hitag2です。AR01-A接続時に限りACTYが利用できます。異なる種類のカードを同時利用することはできません。
hitag2カードは「有償」でpasswordTAGとpaswaordRWDを設定して出荷します。
※hitag2カードはpasswordTAGとpaswaordRWDを設定せずにIDを読み出すことはできません。
管理カードと運用カード
管理カード
XRC200の各種設定を行うために設定画面に移行する際に使用するカードです。 最大10枚の登録が可能です。(TIのIDデータ拡張時には最大5枚の登録が可能)
※管理カードを利用しない設定も可能です。
※管理カードは運用カードとは併用できません。ご注意ください。
運用カード
XRC200の内蔵リーダもしくは接続された子機リーダにかざして解錠を行うためのカードです。標準では最大9,999枚の登録が可能です。(TIのIDデータ拡張時には最大5,000枚の登録が可能)
「通過可能」:カードをかざすと電気錠が解錠されるもしくは解錠のための接点出力がなされるカードです。一般的な運用カードに割り当てます。
「警報」:カードをかざしても電気錠の解錠動作や解錠接点出力は行わず、警報信号に割り当てた接点出力を行います。紛失等が確認された運用カードに割り当てます。
「時間外」:運用カードには曜日と時刻による入室制限を可能にする「グループ」を割り当てることができ、この範囲外で利用された場合に「時間外」と判定されます。解錠動作、警報動作いずれも行いません。曜日時刻制限を行わない「グループ無」と、最大8種類の曜日時刻設定を設けることができます。カード毎にどのグループを有効にするかを割り当てることができます。
「グループ無」 曜日時刻別入室制限をしない
「グループ1」 月~金 9:00~17:00 「グループ2」 月~金 17:00~20:00
「グループ3」 土 9:00~17:00 「グループ4」 土 17:00~20:00
「グループ5」 日 9:00~17:00 「グループ6」 日 17:00~20:00
「グループ7」 月~金 0:00~23:59 「グループ8」 土 0:00~23:59
国内電波法について
XRC200*-TI-*
本機は誘導式読み書き通信設備の型式についての指定を受けたリーダラータモジュール
型式名“TM09” 枝番“-C”を組み込んでおります。
指定番号は、TM09のアンテナ部分に表示されております。
XRC200*-HT-*
本機は微弱無線局のhitagリーダラータモジュールを組み込んでおります。
いずれも設置許可を必要としません。
電源電圧 | DC23~25V |
最大消費電流 | リーダ単体での消費電流:最大350mA(注) |
使用温度範囲 | 0~40 ℃ |
保存温度範囲 | 0~50 ℃ |
使用湿度範囲 | 20~85%RH(但し結露なきこと) |
取付方法 | 壁面固定(配線孔は背面のみ) |
材質 | ABS樹脂 |
外形寸法 | 130mm(W)×130mm(H)×23mm(D)埋込設置時 130mm(W)×130mm(H)×46mm(D)露出取付時 |
重量 | 400g(本体のみ) (露出取り付けカバー含まない) |
外部入出力 | 解錠出力:1ch リレー出力(無電圧接点):3ch 1A 30VDC MAX(抵抗負荷時) |
フォトカプラ無電圧入力 :3ch 接点電流18mA以下(1ch) |
|
標準通信速度 | 9,600bps |
(注)電気錠、またはRS485インターフェースにリーダを接続した場合は、XRC200単体の消費電流に接続した各機器の消費電流分を加算(考慮)して外部電源機器を選ぶ必要があります。