飲食店での防犯カメラ設置は、「従業員の勤務態度監視」と「お客様とのトラブル防止」の二つの目的から設置する場合が多いです。また、レジ上や金庫などのお金が出入りする場所を写すことも大切です。飲食店のような不特定多数の人が出入りする施設ではトラブルが起きやすいので、予防の意味でも解決の手助けという意味でも防犯カメラを設置することは非常に効果があります。

防犯用途以外にも、複数店舗運営の場合は本部から各店舗の稼働状況を確認したり、マニュアル厳守の徹底や無駄な人員配置や動きがないかを確認するツールやマーケティングとしても活用されています。

飲食店での効果的な防犯カメラ設置位置

１．レジ
会計時でのトラブルというのは驚くほど多いものです。防犯カメラを設置して音声も録音することによって、お釣りの受け渡し違いや、言った言わないの水掛け論の際にも重要な証拠として活用できます。

2.バイキングスペース
バイキングスペースがある場合、そこに対して防犯カメラを設置することも重要な意味を持ちます。時折、事件になるような毒物や異物を混入させる悪質な悪戯や犯罪に対して大きな威嚇効果となるからです。事前に起こり得ない環境を作ることがポイントです。

3．調理スペース
これはスタッフの監視目的の意味合いが強いですが、監視というよりも自衛の為というべきです。トラブルがあった際に、「何もしていない」ということの証拠になるからです。また、常に見られているという意識を持つことで、出来心から仕事で怠惰な習慣を身に付ける芽を摘むことにもなります。

4.従業員休憩スペース、事務所
これも上記の場合と同様です。スタッフに的確な仕事をさせる仕組み作りの一環として、防犯カメラを設置するということは非常に効果があるのです。金庫がある場合、金庫への収納の様子を記録しておくことは必須です。

5.ホール
お客様にデザートやドリンクを提供するタイミングを見たり、店内の稼働状況を把握する為にホールにカメラを設置するケールも多いです。防犯カメラを、さり気ないキメ細かな接客の手助けをするツールとして活用することもできます。マスクをしていないお客様も把握できます。