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防犯カメラの実験、検証

BNCコネクタについて

同軸ケーブルとBNCコネクタ

BNCコネクタについて

「防犯カメラの設置を自分で行いたい!」とお考えの方も多いのですが、なかなか難しいというのが現状です。設置手順自体はさして複雑でも特殊技能が必要という訳では無いのですが(綺麗に防犯上の隙が生じない施工を行う場合は別です)、防犯カメラ特有の専門工具や部材が必要になるということが大きな要因です。特に「BNC端子を作る」ということがそれに該当します。

防犯カメラを設置するには、防犯カメラ~デジタルレコーダーまでを同軸ケーブル(LANケーブル)で繋げる必要があります。その同軸ケーブルの先端がBNC端子なのです。防犯カメラを通信販売等で購入すると、同軸と電源線が一体になった出来合いの線が付いてくる場合がありますが、本格的な配線を行うにはやはりオーダーメイドで配線まで作らなければなりません。

BNCがどのように作られるかを紹介します。

必要な道具は、ニッパー(ハサミ)とカッターとBNC専用圧着ペンチです。
圧着ペンチは同軸ケーブルにBNCを圧着するための専用工具でホームセンターでは入手できません。定価で2万円近くもする高価な工具です。

BNCの構成部品です。
左からコネクタ本体、圧着スリーブ、中心コネクタです。

まずは同軸ケーブルを適切な長さ分でカットします。必ず真っ直ぐ切らないといけません。

同軸ケーブルのゴム被膜であるシースをストリップします。カッターでコロコロ外周を指で押しながらなぞります。被膜を外す前に、圧着スリーブを通して線に通しておきます。ケーブルブーツを使用する際も同様です。

縦にカッターを入れて被膜を取りやすくします。

すると簡単にゴム被膜を外すことができます。
カッターを強く当てすぎて編組まで傷ついていたらやり直しです。

続いて白い絶縁体をカッターでストリップして中心コネクタを露出させます。編組も寸法通りにカットします。寸法通りにカットができていないと、簡単に抜けてしまったり接触不良が生じてしまいます。

ケーブルのストリップが一通り終わったら、まずは中心コネクタを圧着します。

コネクタ本体を「カチッ」というまで押し込みます。

予め通しておいた圧着スリーブを本体に接触させて圧着します。

BNC端子の完成です。

編線と芯線が少しでも接触していたり、ストリップゲートが少しでも狂うと正常に写りません。難易度は高いと思います。

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